IX2105のルーティング スループット
前から気になっていたNECのUNIVERGE IX2105をヤフオクで購入しました。最近は中古品が4,000円くらいから大量に出回っているので色々遊んでみるのに最適です。本当はIX2215が欲しかったのですが、性能が格段に上がったIX2216がおそらく夏くらいに発売になるので(願望)(*)、それが発売するまで我慢です。今回は、NEC UNIVERGE IX2105のGigaEthernet1-GigaEthernet0間の単純ルーティングでのスループットを測定してみました。
(*) 凡そ6年毎に新製品が発売されており、IX2215発売の2012年から6年経過するので
計測環境
LAN用途のGigaEthernet1配下にCentOS7 Aをクライアント、WAN用途のGigaEthernet0配下にCentOS7 Bをサーバーとして配置し、iperf3を実行しスループットの測定を行います。IX2105のファームウェアは10.1.16となります。
計測結果
CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。TAP-TST10での目測値で、無負荷時の消費電力は3.7Wとなります。後で掲載のconfigにあるようにフィルタ等は一切設定しておりません。
sender | |||
MSS | Mbps | CPU | 消費電力 |
1460(指定なし) | 936 | 84% | 4.3W |
1200 | 919 | 90% | 4.3W |
800 | 602 | 89% | 4.1W |
400 | 310 | 90% | 4.1W |
なんとかwire speed近くが出ていますが、RTX1210のケースと同様にCPUの負荷がとても高いです。しかしながらIX2105は2010年10月発売の古い機種なのでよく頑張っているほうかと。なお、高負荷時でもCPU負荷は90%を超えなかったので、consoleの反応は高負荷時でも悪くなかったです。ひょっとしてあえて負荷を一定以下に抑えているのでしょうか?
IX2105のConfig
以下のように非常にシンプルなconfigで検証しています。フィルタやNATの設定はありません。
ip dhcp enable ! ip dhcp profile lan1 assignable-range 192.168.100.2 192.168.100.199 default-gateway 192.168.100.1 ! ip dhcp profile lan2 assignable-range 192.168.200.2 192.168.200.199 default-gateway 192.168.200.1 ! interface GigaEthernet0.0 ip address 192.168.200.1/24 ip dhcp binding lan2 no shutdown ! interface GigaEthernet1.0 ip address 192.168.100.1/24 ip dhcp binding lan1 no shutdown