IX2215のNATスループット(Firewallなしのケース)

UNIVERGE IX2215のNAPTのスループットをFirewall(フィルタ)なしのケースで測定してみました。

計測環境

CentOS7 Aをクライアント、CentOS7 Bをサーバーにし、iperf3を実行しNAPTのスループットの測定を行います。IX2215のファームウェアは10.5.13となります。

計測結果

CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。消費電力はTAP-TST10での目測値で無負荷時は8.1Wとなります。後で掲載のconfigにあるようにフィルタ等は一切設定しておりません。

 

receiver sender
MSS Mbps CPU 消費電力 Mbps CPU 消費電力
1460(指定なし) 942 45% 8.6W 942 44% 8.6W
1200 930 48% 8.7W 930 48% 8.7W
800 898 60% 8.7W 898 60% 8.7W
400 811 96% 8.9W 812 89% 8.9W

receiverの結果はCentOS7 Aから見てダウンロード方向(iperf3で-Rオプション)、senderの結果はCentOS7 Aから見てアップロード方向(iperf3で-Rオプションなし)の計測結果となります。ワイヤースピードが出てますので、スループットは全く問題ありません。RTX1210と同様の結果となりました。また、ショートパケットの場合には、IX2207の結果よりもいいです。

IX2215のConfig

NATはNAPTの設定のみ入れて、フィルタの設定はしていません。

ip dhcp enable
!
dns cache enable
!
proxy-dns ip enable
!
ip dhcp profile lan1
  assignable-range 192.168.100.2 192.168.100.199
  default-gateway 192.168.100.1
  dns-server 192.168.100.1
!
interface GigaEthernet0.0
  ip address dhcp receive-default
  ip napt enable
  no shutdown
!
interface GigaEthernet2.0
  ip address 192.168.100.1/24
  ip dhcp binding lan1
  no shutdown

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です