RTX830のNATスループット(Firewallなしのケース)

YAMAHA RTX830のNATのスループットをFirewall(フィルタ)なしのケースで測定してみました。

計測環境

CentOS7 Aをクライアント、CentOS7 Bをサーバーにし、iperf3を実行しスループットの測定を行います。RTX830のファームウェアはRev.15.02.13です。

計測結果

CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。消費電力はTAP-TST10での目測値で無負荷時は4.4Wとなります。後で掲載のconfigにあるようにフィルタ等は一切設定しておりません。

receiver sender
MSS Mbps CPU 消費電力 Mbps CPU 消費電力
1460(指定なし) 942 23% 4.7W 942 21% 4.7W
1200 930 28% 4.7W 930 27% 4.7W
800 897 40% 4.7W 898 41% 4.7W
400 812 44% 4.7W 812 43% 4.7W

ルーティングスループットの結果と同様、こちらもRTX1210とほぼ同じスループットが得られました。デュアルコアのためにCPU負荷はRTX1210よりも低く抑えられています。

RTX830のConfig

NATはmasqueradeの設定で、フィルタの設定はしていません。

ip route default gateway dhcp lan2
ip lan1 address 192.168.100.1/24
ip lan2 address dhcp
ip lan2 nat descriptor 1
nat descriptor type 1 masquerade
nat descriptor address outer 1 primary
dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24

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