JMB585 5ポート SATA3.0 拡張カード

Windows 10でのファイルサーバー又はFreeNAS on ESXiでの活用のために、JMB585(PCI Express Gen3対応)を搭載した5ポート SATAカードを買ってみました。Aliexpressで送料込み2,243円でした。注文から到着まで2週間くらいかかりました。

一応キチンと箱に入って送られてきました。

SATAケーブルも品質は不明ですが一応5本付いています。

Windows 10での動作検証

検証に使った環境は以下となります。

OS Windows 10 Pro 1909 18363.1256
Mother Asus H270M-PLUS (BIOS 20200108 1605)
CPU Core i7-7700K
Memory ADATA DDR4 2400 8GBx2
PSU KRPW-TI500W/94+
SSD M.2 WD Blue 500GB
Cooler 虎撤2
Chipset Driver 20200507 10.1.18383.8213
Display Driver 20200626 27.20.100.8336
LAN Driver 20200615 25.1.1
Intel ME Driver 20190326 1909.12.0.1236
Audio Driver 20171228 6.0.1.8273
Intel RST インストールなし
BIOS設定 EPU and Performance Mode→Max Power-Saving Mode
利用PCIスロット PCIe x4 slot (x16形状)

起動時に表示される画面からすると、Firmwareのバージョンはv0.0.1.3の模様です。Windows 10 1909ではドライバのインストールなしに、「標準 SATA AHCIコントローラー」として認識されます。

Windows 10での動作検証結果

消費電力の計測にはREX-BTWATTCH1を用い、1秒間隔で10分間計測し10%点のデータをアイドル時の消費電力としています。

カード接続前の消費電力 12.2W
カード接続時の消費電力(ASM1166) 15.8W (HDD接続なし)
ファイル書き込み 特に問題なし(NTFSフォーマットで100GB程度テスト)
アイドル時のスピンダウン 一定時間アクセスがないとスピンダウンする
S.M.A.R.T値の読み取り 5ポート全部OK (CrystalDiskInfo)

 

カード接続時(HDD接続なし)で3.6W増です。ASM1166搭載のカードが1.4Wだったことを考えるとポート数の少ないこのカードの出番はなさそうです。HWiNFOで表示したカード情報は以下となります。

FreeNAS on ESXiでの動作検証

ESXiでの稼働のために、前述の環境から一部設定等を変更しています。SATAカードはESXiでゲストOSにパススルーします。

ホストOS ESXi6.7 20201104
ゲストOS FreeNAS 11.3-U5
BIOS設定 VT-xとVT-dの有効化

消費電力の計測にはREX-BTWATTCH1を用い、1秒間隔で10分間計測し10%点のデータをアイドル時の消費電力としています。

カード接続前の消費電力
(ESXiのみ起動)
14.7W
カード接続時の消費電力
(ESXiのみ起動)
17.1W (HDD接続なし)
FreeNASへのパススルー OK
FreeNASでのカードとディスク認識 OK (自動認識)
RAID-Zへのファイルコピー OK (ST4000DM000x5でRAID-Z1、
100GB程度のコピーテスト)
FreeNASでのS.M.A.R.T値の読み取り OK (smartctl -a)

 

FreeNASでも特に問題なくすんなり認識し、各種テストもOKでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です