NVR500のルーティング スループット

NVR500のLAN1-LAN2間の単純ルーティングでのスループットを測定してみました。

計測環境

LAN1配下にCentOS7 Aをクライアント、LAN2配下にCentOS7 Bをサーバーにし、iperf3を実行しスループットの測定を行います。NVR500のファームウェアはRev.11.00.38です。

計測結果

CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。TAP-TST10での目測値で、無負荷時の消費電力は4.6Wとなります。後で掲載のconfigにあるようにフィルタ等は一切設定しておりません。

sender receiver
MSS Mbps CPU 消費電力 Mbps CPU 消費電力
指定なし 941 96% 5.0W 942 96% 5.0W
1200 929 98% 5.0W 929 97% 5.0W
800 575 99% 4.9W 633 99% 4.9W
400 267 99% 4.8W 268 99% 4.8W

-M 800の時の計測結果が何故か非対称なのが気になりますが、60秒間の計測を再度試しても同じ結果となりました。

NVR500のConfig

以下のように非常にシンプルなconfigで検証しています。フィルタやNATの設定はありません。

ip lan1 address 192.168.100.1/24
ip lan2 address 192.168.200.1/24
dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24
dhcp scope 2 192.168.200.2-192.168.200.191/24

計測結果(IPv6)

CentOS7 Aでのiperf3 -c [CentOS7 BのIPv6アドレス] -6の実行結果が以下となります。

sender receiver
MSS Mbps CPU 消費電力 Mbps CPU 消費電力
指定なし 928 97% 5.0W 926 97% 5.0W
1200 781 99% 5.0W 912 98% 5.0W
800 530 99% 4.9W 574 99% 4.9W
400 247 99% 4.8W 249 99% 4.8W

こちらも-M 1200のときの非対称性が気になりますが、再計測しても同様の値となりました。

NVR500のIPv6スループット測定用Config

以下のように非常にシンプルなconfigで検証しています。フィルタやNATの設定はありません。

ipv6 prefix 1 fc00:0:0:1::/64
ipv6 prefix 2 fc00:0:0:2::/64
ip lan1 address 192.168.100.1/24
ipv6 lan1 address fc00:0:0:1::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1
ip lan2 address 192.168.200.1/24
ipv6 lan2 address fc00:0:0:2::1/64
ipv6 lan2 rtadv send 2
dhcp service server
dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24
dhcp scope 2 192.168.200.2-192.168.200.191/24

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