IX2105のNATスループット(Firewallなしのケース)

UNIVERGE IX2105のNAPTのスループットをFirewall(フィルタ)なしのケースで測定してみました。

計測環境

CentOS7 Aをクライアント、CentOS7 Bをサーバーにし、iperf3を実行しNAPTのスループットの測定を行います。IX2105のファームウェアは10.1.16となります。

計測結果

CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。消費電力はTAP-TST10での目測値で無負荷時は3.7Wとなります。後で掲載のconfigにあるようにフィルタ等は一切設定しておりません。

 

receiver sender
MSS Mbps CPU 消費電力 Mbps CPU 消費電力
1460(指定なし) 934 88% 4.3W 922 90% 4.3W
1200 720 90% 4.2W 716 90% 4.2W
800 500 91% 4.1W 509 89% 4.1W
400 263 91% 4.0W 263 90% 4.0W

receiverの結果はCentOS7 Aから見てダウンロード方向(iperf3で-Rオプション)、senderの結果はCentOS7 Aから見てアップロード方向(iperf3で-Rオプションなし)の計測結果となります。単純routingの結果と比較すると、パケットサイズが小さくなるとスループットがそれなりに悪化しているっことがわかります。

IX2105のConfig

NATはNAPTの設定のみ入れて、フィルタの設定はしていません。

ip dhcp enable
!
dns cache enable
!
proxy-dns ip enable
!
ip dhcp profile lan1
  assignable-range 192.168.100.2 192.168.100.199
  default-gateway 192.168.100.1
  dns-server 192.168.100.1
!
interface GigaEthernet0.0
  ip address dhcp receive-default
  ip napt enable
  no shutdown
!
interface GigaEthernet1.0
  ip address 192.168.100.1/24
  ip dhcp binding lan1
  no shutdown

 

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