IX2105のNATスループット(Firewallありのケース)

UNIVERGE IX2105のNAPTのスループットをFirewall(フィルタ)ありのケースで測定してみました。

計測環境

CentOS7 Aをクライアント、CentOS7 Bをサーバーにし、iperf3を実行しNAPT+フィルタ有のスループットの測定を行います。IX2105のファームウェアは10.1.16となります。

計測結果

CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。消費電力はTAP-TST10での目測値で無負荷時は3.6Wとなります。後で掲載のconfigにあるように最低限のフィルタを設定しております。

receiver sender
MSS Mbps CPU 消費電力 Mbps CPU 消費電力
1460(指定なし) 567 93% 4.1W 526 93% 4.1W
1200 468 94% 4.1W 442 93% 4.1W
800 301 94% 4.1W 305 93% 4.1W
400 147 94% 4.1W 161 93% 4.0W

receiverの結果はCentOS7 Aから見てダウンロード方向、senderの結果はCentOS7 Aから見てアップロード方向の計測結果となります。ファイアーウォールなしの結果と比較すると大分悪い数値となってしまいました。今時のギガビット回線で使うにはちょっとしんどいですね。フィルタに最適化の余地があるかもしれませんが・・・。

IX2105のConfig

フィルタは最低限設定したつもりですが、IXシリーズ初心者でかなり怪しいですので、中身は信用しないでください。あくまでテスト用の設定となります。一応、LANからの通信は全部許可、戻りの通信のみWANからの通信は許可したつもりです・・・。

ip dhcp enable
ip access-list all-block deny ip src any dest any
ip access-list ip-pass permit ip src any dest any
ip access-list dynamic lan-to-wan access ip-pass
!
dns cache enable
!
proxy-dns ip enable
!
ip dhcp profile lan1
  assignable-range 192.168.100.2 192.168.100.199
  default-gateway 192.168.100.1
  dns-server 192.168.100.1
!
interface GigaEthernet0.0
  ip address dhcp receive-default
  ip napt enable
  ip filter all-block 1 in
  ip filter lan-to-wan 1 out
  no shutdown
!
interface GigaEthernet1.0
  ip address 192.168.100.1/24
  ip dhcp binding lan1
  no shutdown

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