Buffalo BHR-4GRV2のスループット

Buffalo WZR-HP-G302Hに続き、Buffalo BHR-4GRV2も不用品として廃棄することにしました。オクで売却しても500~1000円程度。手間を考えると廃棄ですかね・・・。廃棄前に恒例のスループット計測を記念にしておきます。本機は安いながらPPTPの拠点間VPNを確立することが出来る、なかなかすぐれものだったのですが、その後RTX1210やER-Xを導入したため出番がなくなり押し入れに眠っていました。

複数のPPPoE接続を設定していると、WAN側からの本機の設定を拒否していてもできてしまうバグ等もありましたが、サポートに連絡したところちゃんと対応して頂いたのが思い出に残っています。

NATのスループット(WAN DHCP接続)

LANにCentOS7 Aをiperf3のクライアント、WANにCentOS7 Bをiperf3のサーバーとしてつなぎスループットの測定を行います。Buffalo WZR-HP-G302Hのファームウェアは1.08となります。消費電力はTAP-TST10での目測値で無負荷時は2.2Wとなります。

receiver sender
MSS Mbps 消費電力 Mbps 消費電力
指定なし 929 3.1W 931 3.1W
1200 915 3.1W 921 3.1W
800 876 3.2W 838 3.1W
400 430 3.1W 426 3.1W

ER-Xとかにもスループット・消費電力共に余裕で負けていますし、IPv6・L2TP/IPsec等にも対応していない本機は今の時点ではいらない子です・・・。

NATのスループット(WAN PPPoE接続)

今度はWAN側はPPPoE接続とし、同様にWAN-LANのスループット計測を行います。テストに使うPPPoEサーバーはMikrotik社のソフトウェアアプライアンス CHR(Cloud Hosted Router)のv6.44.3を使いました。フレッツ環境を意識し、PPPoEサーバーのMTUは1454に設定しています。

receiver sender
MSS Mbps 消費電力 Mbps 消費電力
指定なし 908 3.1W 890 3.1W
1200 888 3.1W 799 3.1W
800 691 3.1W 545 3.1W
400 378 3.0W 275 3.0W

PPTPのスループット(WAN DHCP接続)

最後にPPTPのスループットを測定しました。WAN側のDebian9から本機にPPTP接続をし、Debian9のサーバー、本機のLANに接続したCentOS7をクライアントにしiperf3を実行します。下のreceiverはDebian9サイドから見たダウンロード方向となります。

receiver sender
MSS Mbps 消費電力 Mbps 消費電力
指定なし 68.5 2.9W 79.2 2.9W
1200 59.3 2.9W 75.4 2.9W
800 49.6 2.9W 61.4 2.9W
400 28.5 2.9W 37.1 2.9W

本機のPPTPのカタログスペックは62Mbpsですが嘘偽りはないですね。

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