IX2215のルーティング スループット
気になっていたNECのUNIVERGE IX2215をヤフオクで購入しました。以前はほとんど出品なかったのですが、最近は中古品が15,000円くらいで大量に出回ってます。IX2207のほうがコンパクトで使いやすいのですが、憧れだったIX2215が漸くこの価格で購入できるとなれば、テスト的に入手したくなります。筐体がデカくて我が家では扱いづらいので、テストが終わったら売却しますけど。今回は、NEC UNIVERGE IX2215のGigaEthernet2-GigaEthernet0間の単純ルーティングでのスループットを測定してみました。
計測環境
LAN用途のGigaEthernet1配下にCentOS7 Aをクライアント、WAN用途のGigaEthernet0配下にCentOS7 Bをサーバーとして配置し、iperf3を実行しスループットの測定を行います。IX2215のファームウェアは10.5.13となります。
計測結果
CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。TAP-TST10での目測値で、無負荷時の消費電力は8.1Wとなります。後で掲載のconfigにあるようにフィルタ等は一切設定しておりません。
sender | |||
MSS | Mbps | CPU | 消費電力 |
1460(指定なし) | 942 | 42% | 8.5W |
1200 | 930 | 45% | 8.5W |
800 | 898 | 56% | 8.7W |
400 | 812 | 83% | 8.8W |
スピードはIX2207と同様です。IX2215のほうが、CPUが高性能な分CPUの負荷が小さいようです。また消費電力は大き目となります。
IX2215のConfig
以下のように非常にシンプルなconfigで検証しています。フィルタやNATの設定はありません。
ip dhcp enable ! ip dhcp profile lan1 assignable-range 192.168.100.2 192.168.100.199 default-gateway 192.168.100.1 ! ip dhcp profile lan2 assignable-range 192.168.200.2 192.168.200.199 default-gateway 192.168.200.1 ! interface GigaEthernet0.0 ip address 192.168.200.1/24 ip dhcp binding lan2 no shutdown ! interface GigaEthernet2.0 ip address 192.168.100.1/24 ip dhcp binding lan1 no shutdown