MikroTik RB750Gr3のNATスループット(Firewallあり)
Mikrotik RB750Gr3 (hEX)のNATのスループットをFirewall(フィルタ)ありのケースで測定してみました。
計測環境
RB750Gr3をQuick Setでether1をDHCPとするようセットアップし、CentOS7 Aをiperf3のクライアント、CentOS7 Bをiperf3のサーバーにしスループットの測定を行います。NATとfirewallはQuick Setでセットアップされる標準的なもののみ設定しています。RB750Gr3のファームウェアはv6.44.3となります。
計測結果
CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。消費電力はTAP-TST10での目測値で無負荷時は2.3Wとなります。
receiver | sender | |||||||
MSS | Mbps | Retr | CPU | 消費電力 | Mbps | Retr | CPU | 消費電力 |
1460(指定なし) | 939 | 9296 | 28% | 3.0W | 939 | 9380 | 27% | 3.0W |
1200 | 926 | 12101 | 32% | 3.0W | 927 | 12725 | 32% | 3.0W |
800 | 893 | 12356 | 33% | 3.1W | 893 | 12414 | 35% | 3.1W |
400 | 800 | 24239 | 53% | 3.3W | 658 | 7016 | 55% | 3.3W |
receiverの結果はCentOS7 Aから見てダウンロード方向、senderの結果はCentOS7 Aから見てアップロード方向の計測結果となります。スループット的には問題ありませんが、相変わらずRetrが多いです。MSS 400のsenderの数値がreceiverと比較してやけに小さかったので再計測したら、568Mbpsに下がってしまいました。MikroTikの一ファンとして小さい数値を乗せるのも抵抗があるので、そのままにしておきます(笑)。