MikroTik RB4011iGS+RMのNATスループット(Firewallあり)
MikroTik RB4011iGS+RMのNATのスループットをFirewall(フィルタ)ありのケースで測定してみました。
計測環境
RB4011をQuick Setでether1をDHCPでIPアドレスを取得ようセットアップし、CentOS7 Aをiperf3のクライアント、CentOS7 Bをiperf3のサーバーにしスループットの測定を行います。NATとfirewallはQuick Setでセットアップされる標準的なもののみ設定しています。RB4011のファームウェアはv6.44.3となります。
計測結果
CentOS7 Aでのiperf3の実行結果が以下となります。-Mオプションを使ってMSSを変えてテストを行っています。消費電力はTAP-TST10での目測値で無負荷時は7.8Wとなります。
receiver | sender | |||||||
MSS | Mbps | Retr | CPU | 消費電力 | Mbps | Retr | CPU | 消費電力 |
1460(指定なし) | 942 | 0 | 1% | 9.0W | 942 | 0 | 0% | 9.0W |
1200 | 930 | 0 | 1% | 9.1W | 929 | 0 | 1% | 9.1W |
800 | 897 | 0 | 2% | 9.2W | 898 | 0 | 3% | 9.2W |
400 | 812 | 0 | 25% | 9.4W | 812 | 0 | 25% | 9.3W |
receiverの結果はCentOS7 Aから見てダウンロード方向、senderの結果はCentOS7 Aから見てアップロード方向の計測結果となります。RB750Grの時発生していたre-transmissionは全く発生しておらず、理想的なスループットが出ています。ほとんどCPU負荷がかかっていませんが、何故かMSS400の時にはCPU負荷25%と1つのコアのCPUを使い切っています。CPU負荷が0%の時でも何故か消費電力が1.2Wも上昇しているのもちょっと気になります。